みなさんこんにちは!studio kibacoの木原です。
音楽制作、レコーディングやミックス、マスタリングを行う際に特に大切な機材はいくつかありますが、その中でもスピーカーはかなりの重要度があります!
これまで使っていたスピーカーに不満があったわけではないのですが、最近ちょっと気になるスピーカーがありまして、雑誌やネットの口コミでも話題になっているIK Multimediaモニタースピーカー「iLoud Precision MTM」です!
IKのiLoudシリーズといえば「iLoud Micro Monitor」が有名で、コンパクトでお手頃なお値段なのにしっかり音が出ると話題になりましたよね。
2023年3月1日現在のAmazonの評価でも245件の評価で星が4.5となっています!
何を隠そう、僕もこのモニターを持っていて出張レコーディングやキャンプなどの屋外で曲を作る時に使っていますw
こちらは出張レコーディングの時のセット。
そしてこちらは自宅のベランダで作曲してた時のセット。
このサイズでは考えられないくらい鳴ってくれて素晴らしいスピーカーなのですが、さすがにスタジオの中のメインスピーカーにはなれない感じなんですよね!
そこでIK Multimediaから登場したのがスタジオ用途を想定して開発されたiLoud Precisionシリーズです!
iLoud Precisionシリーズは5インチ・ウーファーの「iLoud Precision 5」、6.5インチ・ウーファーの「iLoud Precision 6」、そして2つの5インチ・ウーファーを搭載した「iLoud Precision MTM」の3機種で構成されています。
どれも優れたスピーカーである事は間違いないのですが、その中でもMTMが群を抜いて良いということで、思い切って買っちゃいました!
この段ボールを開けると、、、
パッケージが出てきました!さらに中を開けると、、、
ででーーん!出ました!!!
実物を見るのははじめてだったのですが、意外と細い!思ったより軽いっ!!w
ちなみにスピーカーの裏面はこんな感じです。
各種コントロールスイッチとオーディオのインプット、そしてiLoud Precisionシリーズはマイクを使って音を聴く場所の音の補正をしてくれる機能がついていますので、その測定用のマイクを接続するマイクコネクタ、それからパソコンからアプリを使ってコントロールができるので、そのためのUSB端子も備えています。
スピーカーを設置したらマイクケーブルで付属の測定用マイクを使い、音の最適化(キャリブレーション)を行います。
他のモデルは分からないのですが、iLoud Precision MTMは左前、右前、左後ろ、右後ろの4点で音の計測をします。
なのでスピーカー裏のボタンを使って測定しても良いのですが、USBケーブルを接続してパソコンから計測をスタートするのがやりやすかったです♪
そして、キャリブレーションを行った結果がこちら!
画面の左側が低音、右側が高音でどの帯域の音が出てるか出てないかを可視化したものです。
緑のラインがキャリブレーション前の数値。低音部分がボコっと上がっているのが分かると思います。
実際に音を聴いても低音が回っていてパリピ仕様のウーファーガン積みカーステレオで聴いてるような印象でした。(すいません、ちょっと言いすぎましたw)
ただ、キャリブレーション後のオレンジのラインを見ていただくとそこが全て補正されてきれいに滑らかになっているのが分かると思います!
実際の出音も本当にフラットで全ての帯域が満遍なく聞こえるようになりました!
リファレンスの楽曲を流してみたのですが、どの音がどこに配置されているのかがパキッと手にとるように分かります!!いや、これ、ほんとにマジですごいですよ!!
音楽やってない一般人の友人が「音がどこにあるか分かる!」って言ってたので間違いないと思います。
フラットに音を聴くのもいいですし、アプリを使って様々なスピーカーのシミュレーションもできるし、いまモニタースピーカーを買うならiLoud Precision MTM一択じゃないかと思わせてくれる素晴らしい商品でした!
決して安い買い物ではありませんでしたが、これでミックス作業にかかる時間の短縮が図れると思うので、業務効率を上げてもりもりお仕事やっていこうと思いますっ!!!
頼むぜ相棒っ!